哲学の道の終着地にある京都三熊野のひとつ『熊野若王子神社』に行ってみた
京都市左京区の琵琶湖疏水沿いに造られた遊歩道・哲学の道の終点にある『熊野若王子神社』(くまのにゃくおうじじんじゃ)にやってきました。
ここは哲学の道のおまけと思われる事もありますが、天皇家にも所縁があり約900年の歴史をもっており知れば知るほど面白い神社となっております。
京都十六社朱印めぐりの一つの神社だよ。
市街地から哲学の道を歩いて山手に向かい「熊野若王子神社」を目指します。
哲学の道は、銀閣寺の側の橋を北端に熊野若王子神社前迄を琵琶湖疏水に沿って歩くことが出来る約1.5kmの遊歩道だよ。
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年間5500万人が訪れる京都で喧騒を忘れて歩くことが出来る遊歩道の散策記です。
この道は、春は桜、夏はホタル、秋は紅葉を楽しめるので冬以外はいつ来ても楽しい遊歩道になっております。
▼アクセス
熊野若王子神社へは、哲学の道を通って訪れるのが一般的ですが「いやいや最寄りの駅から一直線に訪れたい!!」という人の為に、公共交通機関で訪れる方法をご案内します。
そんな人いるの??
公共交通機関を使った場合、京都市営地下鉄東西線に乗車し、蹴上駅下車し徒歩23分(約1.6㎞)で訪れる事が出来ます。
蹴上駅から1.6㎞だったっら普通に全長1.5㎞の哲学の道で訪れた方がいいよね。
住所:〒606-8444 京都府京都市左京区若王子町2
哲学の道の終点・若王子橋(にゃくおうじばし)から徒歩10秒ほどで、若王子神社の石橋が現れました。
石橋を渡った鳥居からが境内になるよ。
境内はそれほど広くなく、直ぐに本殿がみえます。
では、ここで簡単に若王子神社の歴史をご案内します。
この神社の名前は若王子山の麓に造られた事から付けられているんだよ。
若王子神社の始まりは鎌倉幕府が開府されるよりも約30年前の永暦元年(1160年)に熊野信仰が厚かった後白河上皇が遠い紀州(わかやま)の熊野本宮大社へは気軽に行くことが出来ないという事で、紀州熊野権現を勧請して創祀した永観堂の守護神として造られました。
当時の京都から和歌山まで行くのは確かに大変だったんだろうけど、それでも生涯で34回も行ったそうだよ。
行き過ぎだよね。
以来、源頼朝や室町幕府の将軍、豊臣秀吉といった時の権力者より庇護を受け今日に伝わります。
この神社は、熊野神社、今熊野神社と共に京都三熊野のひとつとしても知られていているんだよ。
また、昔の熊野詣は若王子神社を始発地にしていたんだ。
▼本殿
先程、既に見えておりましたがこちらが本殿です。
祭神に国常立神(くにとこたちのみこと)、伊佐那岐神(いざなぎのみこと)、伊佐那美神(いざなみのみこと)、天照大神(あまてらすおおみかみ)が祀られているよ。
▼恵比須社
本殿左には、開運商売繁盛の御利益のある”夷神”が祀られる「恵比須社」があります。
元々は、夷川通(小川通夷川東入ル付近)にあったから夷社と云われていたんだけど、中世代に、当若生子神社境内に遷されたんだよ。
境内を散策していると見つけた石碑には「新島襄先生墓所参道」と刻まれておりました。
若王子神社に直接関係は無いけど、当境内の裏手の若王子山にある同志社墓地には、同志社大学の創始者である”新島襄先生”が眠るお墓があるんだよ。
▼さいごに
さいごに御朱印を頂き当社を後にします。
以上で、哲学の道の終着地にある京都三熊野のひとつ『熊野若王子神社』のご案内となります。
終着の地には単独では有名では無いけど900年以上の歴史を持つ神社がありました。
皆様も訪れてみては如何でしょうか。 ご精読ありがとうございました。
みんなも哲学の道を歩いてみてね!!
▼最寄りの宿
銀閣寺バケーションホーム/民泊【Vacation STAY提供】
銀閣寺 住宅街の一角にあるバケーションホーム。【民泊】
606-8407
京都府京都市左京区銀閣寺前町17
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